疲れた時に湯船につかってリラックスすると、無性に瞼が重くなって、うつらうつらしてしまうこと、ありませんか? 気持ちよくって、抗えない睡魔が襲ってくるんですよね。しかし、湯船で寝てしまうことには危険性があることをご存じでしょうか。

湯船で眠くなってしまう理由

・温かいお湯に浸かることでリラックスし、眠気を感じる
・ストレスや疲れが解消されるため、心理的な緊張がほぐれ眠気を感じる。
・静かで穏やかな環境が整い、リラックスして眠気を感じる。
・血液の循環が促進され、全身がリラックスして眠気を感じる。
 これらの要因が重なって、湯船でうつらうつらと眠くなってしまいます。
 湯船で眠くなる理由は分かりましたが、ではなぜ、それが危険へとつながるのでしょうか。

湯船で寝ることの危険

 湯船で眠る状態というのは、通常眠る時とは違い、失神にも近い状態なのだそうです。
 これは、暖かい湯船の中に入ると血管が広がり、血圧は下がるため。
 血圧が下がったまま湯船につかり続けると、脳に酸素が届かなくなってしまいます。脳が酸欠状態になると、しだいに意識が遠のき、うつらうつらしだします。
 脳に酸素が十分に送られていない酸欠の状態が長く続くと、やがて失神状態になってしまうのです。

お風呂で寝た際に起こりうるリスク

脱水

 高温のお湯に長時間浸かることで、体温が上昇し過ぎ、発汗や呼吸が増加し、体内の水分が失われた状態になってしまいます。
 口やのどが渇く、尿の量が減る、頭痛やめまいがするなどが脱水症状の兆候です。

のぼせ

 暑い場所や湯船などに長時間さらされることにより、体温が上昇し、発汗が増加し、血圧が上昇する状態です。
 めまいや立ちくらみ、疲労感などが起こることがあります。

溺れる

 なかでも一番危険なのが溺れる事でしょう。
 通常の状態であれば、湯船の中で眠ってしまったとしても、顔が水面につくと目が覚め、ハッと意識を取り戻し覚醒します。
 しかし、睡眠不足の場合や酸欠による失神状態であれば、強い眠気により浴槽のお湯を吸っても目が覚めない可能性もあり、最悪の場合は溺死してしまうことも。

 あまりに眠い時にお風呂に入ることは意外に高いリスクにつながります。

 実際に若い方でもお風呂で寝入ったまま……という事例があるので注意が必要です。

 お風呂でうつらうつらすることは、疲れている時や寝不足の時にはやってしまいがちですが、あまりに疲れている時や眠い時はシャワーを浴びるだけにしたり、睡眠をとってから湯船に入ったりなどしましょう。

 眠い時は、まず睡眠を取ることも大事です。