丸い顔に大きな目が愛くるしいラッコ。見た目も可愛いですが、石を使って貝殻を割ったりする姿などをは、まるで小さな手を使っておもちゃで遊んでいるかのように見えて、それもまたとっても可愛らしいです。映像でラッコを見ても、つい笑顔がこぼれてしまいます。

絶滅危惧種

 可愛らしいラッコですが、実は絶滅危惧種に指定されていることをご存じでしょうか。

 ラッコは一時期、毛皮を利用するための乱獲や、ラッコの生息域でのタンカー座礁による重油流出事故など、様々な要因により一気に個体数を減らしてしまったため、国際自然保護連合(IUCN)にて絶滅危惧種に指定されています。

 保護活動により、現在では野生のラッコも個体数を回復し、10~15万頭ほどが生息しているとされています。

ラッコの国内飼育数

 国内で飼育されているラッコは、1994年の122頭をピークに下がり続け、現在ではわずか3頭になってしまいました。

 これはラッコが絶滅危惧種に指定されたのに加えて、国際的な取引が規制されたことで、それまで輸入していたラッコが手に入らなくなったからとされています。

 またラッコは繁殖が難しい動物であったことも、水族館からラッコが姿を消してしまった要因の1つだったのでしょう。

水族館

 わずか3頭になってしまったラッコを見ることができる、貴重な水族館はどこにあるのでしょうか?

三重県・鳥羽水族館

 2頭のラッコが飼育されています。
 名前は「キラ」と「メイ」。
鳥羽水族館
https://aquarium.co.jp/

福岡県・マリンワールド海の中道

 1頭のラッコが飼育されています。
 名前は「リロ」。
マリンワールド海の中道
https://marine-world.jp/


 東日本の水族館にはラッコはおらず、今では鳥羽水族館とマリンワールド海の中道の2施設にしかラッコはいないようです。

 しかもどのラッコもそれなりに高齢なため、日本の水族館でラッコを見ることができなくなってしまう日も、遠からずやってくるかもしれません。悲しいことですが……。