子供は、生まれたばかりの頃から親や家族と一緒に暮らし、親からの影響を受けて自己概念や価値観、行動パターンが形成されます。
 例えば、子どもが何か良くないことをした場合に、否定的な言葉で叱ってしまうことはありませんか? この子供を否定する言葉が子供から自己肯定感や自信、やる気などを奪ってしまう事に繋がるかもしれません。

子供に対して言ってはいけない言葉

 親が子供に言ってはいけない言葉は、心理学や教育学の分野で研究されています。
 子どもの発達や子育てに関する分野では、親が子供に対してどのような言葉を使うことが、子供の自己肯定感や社会性、学業成績などに影響を与えるかが注目されています。

 子供は親からの愛情やサポートを受けて、自信や幸福感を育み、社会での適応力を高め成長しますが、否定的な態度や言動が日常に繰り返されると、子供は心理的なストレスを受けて自己肯定感が低下してしまいます。

 子供にとって親から受ける影響というのは計り知れません。その影響は子供が大人になっても続いていく場合もあります。
 具体的にどのような言葉が子供の自己肯定感を低下させるのでしょうか。

子供を否定をする言葉

「そんなだから、お前は駄目なんだ」
「何度言っても分からないなんて、本当にバカ」

 親からの人格を否定されるような否定的な言葉は、子供のやる気を失わせるだけでなく、子供から自身も失わせます。
 大人でも人格を否定されれば落ち込んだり、人によっては病になるのです。子供だからといって、口にしていい言葉ではありません。

 つい口をついて出てしまう言葉も、大人が思っている以上に子供に深い傷を与え、自己肯定感を低下させてしまいます。

誰かと子供を比較をする言葉

「あなたは運動が苦手だけど、あなたの友達はみんなスポーツが上手いよね」
「お兄ちゃんは上手にできたのに、あなたは全然ね」

 誰かと比較する言葉は子供の自尊心を傷つけます。
 自尊心を傷つけられた子供は自分はできない子だと思うようになり、自己肯定感を低下させてしまいます。

否定的な言葉を日常的に聞いた子供

 子供が自分に対する否定的な言葉を日常的に聞くと、自己肯定感が低下し、自信喪失や否定的な思考に陥りやすくなります
 そして自分を否定的に見ることで、他人に対しても否定的に見るようになることもあるそうです。

否定的な言葉が口から出てしまった時は

 親も人間です。一時的に感情が高ぶることもあります。
 そんな時には否定的な言葉を言ってしまうこともあるかもしれません。
 感情が高ぶって思わず否定的な言葉を言ってしまった場合は、その後にフォローをすることが大切です。

否定的な発言をしたことを謝る

「さっきは言い過ぎてひどいこと言ったよね。ごめんね」
「ごめんね、ママ(パパ)の言い方悪かったよね」

 親自身が間違った行動を取ったことを認め、子供に対して謝罪することで、子供が自分自身を否定的に考えることを防ぐことができるそうです。
 そして、なぜ叱ったのか冷静に理由を説明して話し合いましょう。

 まず親が自分自身の感情をコントロールが重要で、叱る時は感情的に叱らない(怒らない)ことが大切なのだそうです。

 子供が悪い行動をした場合、まずはなぜそのような行動をとったのかを子供に話聞き、子供が行ってしまった悪い行動や言動を否定するのではなく、良い行動や言動をアドバイスしてみると良いのではないでしょうか。