日本語には多くの同音異語が存在し、読んでいる時は意識せずに使っていることが多いかもしれません。しかし、書く際にはどの漢字を使えば良いか迷うことがあります。例えば、「さす」や「きく」「あう」といった言葉は、それぞれ異なる漢字が当てられますが、どの漢字を選べばよいのか分からなくなってしまうこともあります。

 そこでこの記事では、それら同音異語の中から「さす」について取り上げてみました。

「さす」には様々な漢字がある

・指す:方向を指す
・差す:傘を差す
・刺す:突き刺す
・注す:加え入れる

 この他にも「点す」「挿す」など。「さす」を調べてみると意外にも多くの「さす」漢字があてられています。
 では「目薬をさす」。この「さす」にはどの漢字があてられているのでしょうか。

目薬をさすの「さす」

 目薬をさす、の「さす」は、「注す」や「点す」の漢字があてられるそうです。
「注す、点す」には、以下のような意味があります。
1.酒をすすめる。
2.ごく少量の液体をある部分にそそぎ入れる。
3.液体をほかの液体や容器の中へ少し、または少しずつ加え入れる。
4.補い加える。つぎ足す。
5.ある部分に色をつける。
6.しるしや訓点などをつける。
7.火をともす。
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 目薬をさすは、この場合2つめの「ごく少量の液体をある部分にそそぎ入れる」に当てはまります。
「目薬を注す」や「目薬を点す」と書くようです。

「点す」という字を見ると、そういえば目薬の事を点眼液とも言う事を思い出します。
 また「注す」という字を見ると、目薬を目に注ぐ(そそぐ)というイメージを思い浮かべることができます。

現在使われている漢字

 では、「目薬を注す」や「目薬を点す」と書くのが正解なのか、というとまたちょっと違います。

「注す」や「点す」と書いても間違いではないのですが、「注す」や「点す」は今では、常用漢字表にない用例となってしまったため、「差す」または「さす」書かれるのが一般的なのだそうです。

「注す」や「点す」は今はあまり使われなくなってしまった漢字なのですね。

 まとめると、
 目薬をさすの「さす」には、以前は「注す」や「点す」を使用していましたが、最近では「目薬を差す」や「目薬をさす」と書くのが一般的。
 以上のことが分かりました。